シーリングは絶対にダメ!

シーリングは絶対にダメ!

 ライギョ経験者の影響で、フロッグを接着剤のパンドーでシーリングする方がおられます。テッケルフロッグの場合、シーリングは不要です。シーリングすることでメリットはありませんし、デメリットだけが残ります。
 お腹のフック穴をシーリングして、フックを完全にボディに固定してしまいますと、フックの遊びがなくなってしまいます。ライギョとバスでは、フロッグの捕食スタイルがぜんぜん違います。顎の力が強く、歯が発達して、口の中に広いスペースがないライギョは後ろから文字通りバイト、かみつきます。一方のバスは大きな口で丸呑み&一気に反転します。
 実際にテッケルフロッグでバスを釣っていくと分かると思いますが、かなりの確率でダブルフックはボディとは反対方向にひっくり返った状態になります。フックのゲイブ幅がしっかり確保されることで、フッキング率を上げ、バラシを軽減してくれるのです。ところが、フックホールを完全にシーリングしてしまうと、フックはボディに対して反転しませんから、フッキングの妨げになるわけです。その他、シーリングによるデメリットは「水抜き肛門」を参照ください。

バスがテッケルフロッグにバイトすると、かなりの確率で写真のようにダブルフックはボディとは反対方向にひっくり返ります。

バスがテッケルフロッグにバイトすると、かなりの確率で写真のようにダブルフックはボディとは反対方向にひっくり返ります。

フロッグでバスを釣り上げたあと、口元を見ると、ダブルフックはボディとは反対の方向にひっくり返った状態になっています。

フロッグでバスを釣り上げたあと、口元を見ると、ダブルフックはボディとは反対の方向にひっくり返った状態になっています。

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